美しき残酷な世界
日笠陽子
その梦(ゆめ)は心(こころ)に居场所(いばしょ)
命(いのち)より(こわ)れやすきもの
何度(なんど)でも舍(す)てては见(み)つけ
安(やす)らかに さぁ 眠(ねむ)れ
脉(みゃく)打(う)つ冲动(しょうどう)に
愿(なが)いは犯(おか)され
忘(わす)れてしまうほど
また思(おも)い出(だ)すよ
この美(うつく)しき残酷(ざんこく)な世界(せかい)では
まだ生(い)きていること
「何故」(なぜ)と问(と)うばかりで
あぁ 仆(ぼく)たちはこの强(つよ)さ 弱(よわ)さで
何(なに)を守(まも)るのだろう
もう 理性(りせい)など ないならば
あの空(そら)は切(せつ)ないのだろう
舞(ま)い上(あ)がる灰(はい)と蜃気楼(しんきろう)
温(あたた)かい言叶(ことあ)に冻(こご)え
人(ひと)知(し)れず さぁ 眠(ねむ)れ
粘(ねば)つく幻想(げんそう)に
叹(なげ)きは隠(かく)され
千切(ちぎ)ってしまうほど
また络(から)みつくよ
ただ死(し)んでゆくこと
「待(ま)って」と乞(こ)うばかりで
あぁ 仆(ぼく)たちは风见鸣(かざみなり) 飞(と)べずに
真実(しんじつ)は嘘(うそ)より
绮丽(きれい)かどうか 分(わ)からない
美しき残酷な世界——日笠陽子
もしも仆(ぼく)ら歌(うた)ならば
あの风(かぜ)に 帆(ほ)を扬(あ)げ
迷(まよ)わずに ただ
谁(だれ)かの元(もと)へ
希望(きぼう) 届(とど)けに行(い)くのに
......
おわり