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歌: 槇原敬之
5月の道が光っていた
はじめてのぞいた心の中が
日陰を作ろうと大きくなり
もうひとりの自分が
苦しみは前より増えるばかり
見たこともない暗闇で
同じような事を繰り返して
歌の一つも歌えない
もう術はなくなってしまってた
今すぐ謝りに行きたい
たとえ何か出来なくたっていい
僕をぼろぼろにするのを
自分をかばう僕の手が
葉音の歌を歌ってくれる
こころの中で暴れながら
誰かをまた傷つけぬよう
何度も何度も繰りかえして
はじめてのぞいた心の中は
木の葉曇る背中を押すように
愚か者にも分けてくれる
夏に間に合うように木の葉は
★★
優しい歌が僕にも
立ち上がると僕の行く
歌えそうだ
~優しい歌が歌えない~
本当にすまないことをしたと
突然強い風が吹いて
総てを人のせいにして
木の葉曇る小さな陰を
抱えた苦しみは誰のせいと
見つめられる強い自分になりたい
自分の中を見る以外に
そこで僕は確かに見たんだ
光を遮っていたからだ
想いと今は解るけど
作詞: 槇原敬之 作曲: 槇原敬之
僕はとても怖くなって
こころの中をどんなときも
あんな闇に包まれていたのは
本のように日々はすり切れて
せめてこれから生きるときに
人をひどく責める的はずれを
責めるつもりなど無いというように
この気持さえ身勝手な
だれでも平気で傷つけるような
何度も足がすくんだ
人に生まれたはずの僕は優しい
同じページを捲りすぎた