Preuzehn領 Offenburg...
眩暈がする程の血の雨の薫に咽ぶことなくその男は笑っていた…
Flandre暦182年 『Aragonの戦い』
Alvarez将軍率いる Flandre軍5千
Pyreenes山脈を越え Castilia領に進撃
Aragon平原にて Castilia軍
北方防衛駐留部隊1万2千を相手に開戦
勇み歩を進める毎に 足元に死が絡みつく
研ぎ澄まされてゆく刃風に 敵兵は戦意惑わす
猛る兵士と軍馬の嘶き「全軍突撃!我に続け...」
白銀の甲冑...<Belga人の将軍>
Chrono, Venies! Vidies! Velesa!
「時に...Alvarez卿の軍はまた勝利を収めたようですな...
倍数以上の敵軍を完膚なきまでに叩きのめしての大勝利とか」
「...銀色の死神 忌々しい<Belgaの亡霊>め
今や陛下よりも奴を崇拝する者まで出始めておる始末」
「丁度良い手駒もあることで御座いますし 機を見ていづれ
目障りな英雄殿には ご退場願うのが宜しいかと」
「手駒...あぁPreuzehnで捕虜にしたあの男の事か?
...破滅を演じる歴史の舞台 今宵も面白い劇が観れそうだ…」
「我ら<唯一神>の名の下に…」
彼は誰が為に戦場を駈けるのか...護るべき女性と祖国を失って尚…